やはりビニルクロスは最も選ばれている商品なだけあって、
性能や価格のバランスが良くとれた材料であることが分かります。
がそれはあくまでも皆がたまたま何も考えずに
アレルギーなどに不安がない方は、ビニルクロスを選び
本物の雰囲気を大事にしたい和室を塗り壁に、
汚れが気になるキッチンはタイルを選ぶなど
その部屋のこだわりや欲しい機能にあわせて
壁材を選んではどうでしょうか?
壁をどのように仕上げるのかを決める場合に、
その単価がどの程度なのか気になるところだと思います。
そこでここではいろんな内装の壁の仕上げ方法と単価を紹介します。
なお、ここで紹介する単価は、新築をする場合になります
部分的なリフォームを行う場合の単価は、
1~2割高めになる場合が多いようです。
また、家1軒の大よその壁の面積ですが、
床面積を 1.5倍したものが
大よその壁面積になります。
建物の形状や窓の大きさによってもこの面積は変わりますので、
計算する時の目安程度で考えてください。
壁紙
下地となる石膏ボードや合板などの上に壁紙を貼って仕上げます。
ここでは、下地の平滑処理(パテ埋め)とクロス貼りの材料と施工にかかる費用の目安を
紹介します。
ビニルクロス
ビニルクロスも種類によって変わります。
事務所などで使われるもっとも安価なもので、
1,000円 / 1m2
が目安となります。
内訳は、
施工費 : 500円 / 1m2
材料費 : 500円 / 1m2
柄物を選んだ場合は施工費単価が100円程度上がることがあります。
また、選ぶビニルクロスの価格に応じて材料費が上がっていきます。
たとえば、汚れ防止の機能が付いたようなクロスですと、
2,300円 / m2
程度まで上がります。
布クロス
布クロスは、レーヨンを材料にしたものが比較的安く
絹(シルク)だと高額になります。
安価なものだと
1,200円 / m2
が目安となります。
ビニルクロスよりも施工にかかる費用が上がる傾向にありますが、
極端に高くなる訳ではありません。
なお、不織布を使った場合は、
2,400円 / m2
絹(シルク)100%のクロスの場合は、
10,000円 / m2
といった商品もあります。
布クロスは、価格帯が広いのが特徴です。
紙壁紙
紙壁紙は、塗装することを目的にした安価なものから
和紙を使ったもの、楮(こうぞ)を使ったものなどいろんな種類があります。
たとえば、自然素材を使った和紙で
1,500円 / m2
が目安となります。
その他、
はっ水や防汚処理がなされた商品でおおよそ
2,000円 / m2
輸入材(アメリカ製)でおおよそ
2,500円 / m2
楮(こうぞ)和紙でおおよそ
15,000円 / m2
となっています。
種類によって大きく価格が変わるので、
気になる商品があった場合には、業者に確認してみてください。
無機質壁紙
無機質壁紙は、種類はそれほど多くなく、
金額も大きな開きがないのが特徴です。
珪藻土のもので、
1,500 ~ 2,500 円 / m2
が目安の金額となります。