札幌のリフォーム会社の現場担当者としてお伝えしますが、エコカラットで後悔しないためには、ご自身の悩みを解決できる場所に最適なデザインで施工することが何よりも重要になります。

この記事では、札幌の気候におけるエコカラットの効果から、リビングや玄関といった場所別の費用相場、失敗しないための7つの選び方、信頼できる業者の見つけ方まで、現場で得た知識を基に完全ガイドとして網羅的に解説します

エコカラットが札幌のマンションにもたらす4つの効果

エコカラットは、ただの壁材ではありません。

札幌のマンション生活をより快適にするための4つの優れた効果を備えています。

なかでも、冬の厳しい寒さが引き起こす結露の悩みを解決する驚きの調湿効果は、多くの方に選ばれる最大の理由です。

これら4つの効果が組み合わさることで、エコカラットは札幌のマンションの室内環境を健康で快適なものへと変えてくれます。

結露を抑える驚きの調湿効果

エコカラットの最も注目すべき機能は「調湿効果」で、これは室内の湿度が高いときには湿気を吸収し、乾燥しているときには湿気を放出する能力を指します。

LIXILの公式データによると、エコカラットの湿気を吸放湿する力は、同じく調湿建材として知られる珪藻土の約6倍、一般的な調湿壁紙と比較すると25倍以上にも達します。

この優れた能力により、外気との温度差が激しい札幌の冬でも、窓の結露や壁のカビ発生を大幅に抑制できます。

毎朝の結露を拭き取る手間から解放され、カビやダニの心配が少ない健康的な住環境を手に入れることができます。

生活臭を軽減する脱臭効果

エコカラットは、生活の中で発生する様々な臭いの原因物質を吸着し、空気をクリーンに保つ「脱臭効果」も備えています。

玄関のこもった空気の原因となる靴の臭いや、ペットトイレの主成分であるアンモニア、キッチンの生ゴミ臭など、四大悪臭と呼ばれる成分を、換気だけの場合と比べて大幅に低減させます。

特に気密性の高いマンションでは臭いがこもりやすいため、この脱臭効果は大きなメリットになります。

来客時に玄関の臭いを気にしたり、料理後の臭いがリビングに残ったりする悩みを解決し、いつでも爽やかな空気の空間を保ちます。

空気をきれいにする有害物質の吸着

目には見えませんが、私たちの周りには建材や家具から放散されるシックハウス症候群の原因となる「有害物質」が存在しており、エコカラットはこれらを吸着して低減させます。

例えば、代表的な有害物質であるホルムアルデヒドやトルエンの濃度を、わずか1日で厚生労働省が定める指針値を大きく下回るレベルまで低減させる性能が確認されています。

これは空気清浄機のように電気を使わずに、壁自体が24時間働き続けてくれることを意味します。

特に小さなお子様やアレルギーが気になるご家族がいる場合、より安心して暮らせる室内環境を実現します。

部屋の印象を変える高いデザイン性

エコカラットは優れた機能性に加えて、空間の見た目を大きく変える「デザイン性」の高さも大きな魅力です。

石の重厚な質感を再現した「ストーングレース」や、温かみのある木目調の「カームウッド」をはじめ、現在では60種類以上のデザインと豊富なカラーバリエーションが用意されています。

これにより、お部屋のインテリアや好みに合わせて自由に選べます。

リビングのテレビ裏や玄関の壁一面といった部分的なリフォームでも、空間に上質なアクセントを加え、ホテルのような洗練された雰囲気をおしゃれに演出できます。

マンションにエコカラットを導入するメリットと注意点

エコカラットの導入を成功させるためには、良い面だけでなく注意すべき点も事前に理解しておくことが後悔しないための最も重要なポイントです。

メリットと注意点の両方を把握することで、ご自身の住まいに本当にエコカラットが合っているかを見極められます。

メリットを最大限に活かし、注意点を理解した上で計画的に導入することが、満足のいくリフォームにつながります。

メリット 結露とカビの発生を抑制

エコカラット最大のメリットは、室内の湿度を快適に保つ「優れた調湿機能」です。

目に見えない微細な孔(あな)が、湿度が高い時は湿気を吸収し、乾燥している時は湿気を放出します。

その能力は、珪藻土の約6倍、一般的な調湿壁紙の25倍以上にも達します。

この機能によって、札幌の冬に多くの方が悩まされる窓の結露を大幅に軽減し、アレルギーの原因にもなるカビやダニの発生を抑制する効果が期待できます。

結露やカビは、建物の寿命を縮める原因にもなるため、エコカラットの導入は住まいと家族の健康を守ることにもつながるのです。

メリット ペットや料理の臭いが気にならなくなる

エコカラットには、生活臭の原因物質を吸着し、空気をクリーンに保つ「高い脱臭効果」があります。

ペットのトイレ臭、生ゴミや料理の臭い、タバコ臭など、換気だけではなかなか消えない気になる臭いを和らげてくれます。

特に、ペットのトイレ臭の原因であるアンモニアに対しては、わずか15分で臭いを80%以上低減するという実験データもあります。

玄関やリビング、トイレなど、臭いがこもりやすい場所に設置すると、その効果をより実感しやすいでしょう。

来客時にも臭いを気にすることなく、いつでも爽やかな空間で過ごせるのは、精神的にも大きなメリットです。

メリット 簡単な手入れで清潔さを維持

エコカラットの表面は、一般的な壁紙(ビニールクロス)と違い、「水拭きが不要でお手入れが簡単」な点も魅力です。

調湿機能があるため、静電気も起きにくくホコリが付着しにくい構造になっています。

普段のお手入れは、乾いた布やホコリを払うためのハタキで表面をなでるだけで十分です。

もし手垢などが付いてしまった場合でも、プラスチック消しゴムで優しくこすれば落とせることがあります。

忙しい毎日の中で、壁の掃除に手間と時間をかける必要がなくなるため、手軽に清潔な空間を保てます。

注意点 衝撃に弱く欠けやすい

エコカラットは粘土などを原料とした陶器の一種であるため、「強い衝撃には弱い」という性質があります。

硬いものをぶつけてしまうと、表面が傷ついたり角が欠けたりする可能性があります。

例えば、掃除機を勢いよくぶつけたり、お子様が硬いおもちゃを投げたりすると、補修が必要な欠けが生じることも考えられます。

そのため、人が頻繁に通る廊下の角や、家具を動かす機会が多い場所への設置は慎重に検討する必要があります。

万が一欠けてしまった場合でも部分的な補修は可能ですが、衝撃が加わりやすい場所は避けて施工プランを立てることが大切です。

注意点 油汚れやシミは落としにくい

エコカラットの調湿機能は無数の孔(あな)によって成り立っていますが、その構造上、「液体汚れが染み込みやすい」という側面もあります。

一度染み込んだ汚れは、完全に取り除くのが難しい場合があります。

特に、キッチン周りで使用する場合、油ハネや調味料、コーヒーなどのシミが付着すると落ちにくいため注意が必要です。

エコカラットプラスという汚れに強いタイプもありますが、油汚れなどが頻繁に飛び散るコンロ周りへの設置はあまり推奨されません。

汚れやすい場所への設置を検討する際は、デザイン性だけでなく、日々の使い方やメンテナンス方法をあらかじめ確認しておくことが重要です。

注意点 初期費用が壁紙より高め

エコカラットを導入する際の最も大きなハードルは、ビニールクロスなどの一般的な壁紙と比較して「初期費用が高額になる」ことです。

材料費と専門の職人による施工費の両方が、壁紙リフォームよりも高くなります。

ビニールクロスの張り替え費用が1平方メートルあたり約1,500円からなのに対し、エコカラットは約10,000円からが相場となり、5倍以上の価格差になることも珍しくありません。

全面的なリフォームではなく、リビングのテレビ裏や玄関の壁一面など、空間のアクセントとして部分的に取り入れることで、費用を抑えながらエコカラットのメリットを十分に享受できます。

【場所別】マンションのエコカラットリフォーム費用相場と施工事例

マンションにエコカラットを導入する際、場所ごとの費用相場を知ることが、具体的なリフォーム計画を立てるための第一歩です。

家族が集まるリビングから、お客様を迎える玄関まで、場所によって必要な機能や最適なデザイン、そして費用も異なります。

場所ごとの特徴と費用感を把握することで、予算内で最大の効果を得るリフォーム計画を立てられます。

ご自身の暮らしの中で、どの空間の悩みを解決したいか、優先順位をつけて検討することが重要です。

費用を決める3つの要素 材料費・施工費・諸経費

エコカラットリフォームの費用は、大きく分けて材料費、施工費、諸経費の3つで構成されます

これらの内訳を理解することで、リフォーム会社から提示された見積もりの内容を正しく判断できるようになります。

一般的に、総費用のうち材料費が約40%、施工費が約50%、残りの10%が諸経費となることが多いです。

見積もりを確認する際は、これらの項目がきちんと記載されているかを見ることが大切です。

「工事一式」とまとめられている場合は、詳細な内訳をリフォーム会社に確認しましょう。

リビングの費用相場と施工事例

リビングは家族が多くの時間を過ごす中心的な空間であり、テレビの背面壁への施工が特に人気です。

調湿・脱臭効果はもちろん、壁一面のデザインを変えるだけで部屋全体の印象を上質に変えることができます。

壁面積5㎡の場合、費用は約6万円から11万円が目安となります。

リビングは施工面積が広くなるため、選ぶデザインが空間の雰囲気を大きく左右します。

ショールームで実物を確認したり、カラーシミュレーションを活用したりして、慎重にデザインを選ぶことをおすすめします。

玄関の費用相場と施工事例

玄関は「家の顔」ともいえる場所で、エコカラットを施工することで、デザイン性の向上と同時に靴や湿気の臭いがこもりやすいという悩みを解決できます。

壁面積3㎡で約4万円から7万円が相場となり、比較的手軽にリフォームの効果を実感できるのが魅力です。

エコカラットの機能性とデザイン性の両方を手軽に体感できる玄関は、初めてのリフォームにも最適な場所です。

鏡やピクチャーレールと組み合わせることで、さらに個性的な空間を演出できます。

寝室の費用相場と施工事例

一日の疲れを癒す寝室は、快適な睡眠環境が求められる空間です。

エコカラットの優れた調湿効果によって、夏はジメジメ感、冬は乾燥を和らげ、心地よい眠りを実現します。

ベッドヘッド側の壁4㎡に施工する場合、費用は約5万円から9万円が目安です。

寝室には、主張しすぎない落ち着いた色やデザインを選ぶのがおすすめです。

リラックスできる雰囲気づくりを最優先に考え、心身ともに休まるプライベート空間を作りましょう。

トイレの費用相場と施工事例

マンションのトイレは窓がなく空気がこもりやすいため、エコカラットの強力な脱臭効果が最も発揮される場所の一つです。

アンモニア臭などの気になる臭いを吸収し、常に清潔な空間を保ちます。

壁一面(約2㎡)であれば約3万円から6万円と、最も手頃な価格で導入できる点もメリットです。

トイレのような限られたスペースだからこそ、デザイン性の高いエコカラットをアクセントとして使うことで、空間全体がおしゃれで洗練された印象に変わります。

後悔しないためのエコカラットの選び方7選

エコカラット選びで後悔しないためには、デザインだけでなく機能性や設置場所との相性まで総合的に考えることが重要です。

これから紹介する7つの選び方を一つずつ確認することで、漠然としていたイメージが具体的になり、失敗のリスクを大幅に減らせます。

1. 部屋の雰囲気に合わせたデザイン選び

エコカラットのデザインは、お部屋全体のインテリアテイストと調和させることが最も大切です。

石目調や木目調、タイル調など豊富なバリエーションがあるため、床材や家具の色と合わせると統一感が出ます。

例えば、LIXILの「ストーングレース」はモダンで高級感のあるリビングを演出し、「カームウッド」は温かみのあるナチュラルな寝室にぴったりです。

カタログの小さなサンプルだけでなく、施工事例の写真などを参考に、広い面積になった時の見え方を想像すると失敗が少なくなります。

目指すお部屋のイメージを明確にし、それに合ったデザインを選ぶことが、満足度の高いリフォームへの第一歩となります。

2. 悩みを解決する場所への設置

エコカラットの効果を最大限に引き出すには、「なぜエコカラットを付けたいのか」という目的を明確にし、その悩みを解決できる場所に設置することが重要です。

結露が気になるなら寝室や北側の部屋の窓際に、ペットや靴の臭いが気になるなら玄関やリビングに設置するなど、悩みに合わせて設置場所を決めましょう。

適切な場所に設置することで、エコカラットの調湿・脱臭効果を日々実感でき、暮らしの快適さが向上します。

3. LIXILの豊富な種類から機能性で選ぶ

エコカラットには、基本性能を備えた「エコカラット」と、さらに調湿・脱臭機能を高めた「エコカラットプラス」の2種類が存在します。

エコカラットプラスは、基本性能に加えて水拭きによる掃除が可能な点が大きな特徴です。

湿度調整能力もエコカラットより約10%向上しており、汚れが気になるトイレや洗面所、ペットのいるご家庭には水拭きできるエコカラットプラスが特におすすめです。

デザインだけでなく、お手入れのしやすさや求める機能性の高さを考慮して、最適なシリーズを選びましょう。

4. 照明との組み合わせで空間を演出

エコカラットの凹凸のあるデザインは、照明の当て方一つで陰影が生まれ、空間に奥行きと上質感をもたらします。

特に、壁の上部から照らすダウンライトや、下から照らす間接照明と組み合わせることで、エコカラットのテクスチャーが際立ち、ホテルのラウンジのような洗練された雰囲気を演出できます。

例えば、テレビ裏の壁に施工した場合、夜にテレビの明かりを消して間接照明だけにすると、壁が主役のくつろぎ空間に変わります。

リフォーム計画の段階で照明計画も一緒に検討することで、エコカラットの魅力を最大限に引き出すことが可能です。

5. 広い面積での見え方をショールームで確認

カタログの小さなサンプルと、実際に壁一面に施工した場合とでは、色の濃さや柄の印象が大きく異なることがあります。

「思っていたイメージと違う」という失敗を防ぐために、札幌市内にあるLIXILのショールームへ足を運び、実物を確認することをおすすめします。

大きなパネルで見ることで、光の当たり方による見え方の違いや、質感までリアルに体感できます。

実際に自分の目で見て触れることで、デザイン選びの確信が持て、後悔のない選択につながります。

6. 掃除やメンテナンス方法の事前確認

美しい状態を長く保つためには、エコカラットの種類に合わせた掃除方法を事前に理解しておくことが大切です。

基本的なホコリ汚れは、乾いた布や、毛の柔らかいブラシで優しく払います。

手垢などの軽い汚れは、プラスチック消しゴムでこすると落ちる場合があります。

コーヒーや醤油などのシミが付いた場合は、エコカラットプラスであれば薄めた中性洗剤を付けた布で拭き取れますが、通常のエコカラットはシミになる可能性があるため注意が必要です。

お手入れの方法を知っておけば、万が一汚してしまっても慌てずに対処でき、安心してエコカラットのある暮らしを楽しめます。

7. DIYかプロへの依頼かの判断

エコカラットの施工は、DIYキットも販売されていますが、美しい仕上がりを求めるならプロのリフォーム会社への依頼が確実です。

DIYの場合、材料費だけで済むためコストを抑えられますが、専用の接着剤の扱いや壁のサイズに合わせた正確なカットには技術が必要です。

特にコンセント周りの処理は難しく、失敗すると材料費約3万円が無駄になってしまうケースもあります。

プロに依頼すれば、施工費はかかりますが、下地処理から丁寧に行い、隙間なくきれいに仕上げてくれます。

費用だけでなく、仕上がりのクオリティや手間、失敗のリスクを総合的に考えて、自分に合った施工方法を選びましょう。

札幌で信頼できるリフォーム会社を見つける手順

エコカラットのリフォームで後悔しないためには、製品選びと同じくらい、施工を依頼するリフォーム会社選びが重要です。

技術力はもちろん、こちらの要望を汲み取って最適な提案をしてくれる、信頼できるパートナーを見つける必要があります。

ここでは、札幌で理想のリフォーム会社を見つけるための5つのステップを紹介します。

ステップ1 施工実績の確認

リフォーム会社の技術力や経験を客観的に判断するために、エコカラットの施工実績を確認することが最も重要です。

ホームページの施工事例ページを見て、マンションでのエコカラット施工経験が豊富かどうかをチェックしましょう。

特に、リビングや玄関など、ご自身が希望する場所の施工事例が最低でも10件以上掲載されている会社は、さまざまな状況に対応できるノウハウを持っていると考えられます。

デザインの参考にもなるため、写真付きの詳しい事例を多く公開している会社を選びましょう。

施工実績は、その会社の技術力と経験を客観的に判断するための確実な指標です。

ステップ2 口コミや評判のチェック

次に、実際にその会社を利用した人の客観的な評価を確認することが大切です。

公式サイトのお客様の声だけでなく、Googleマップの口コミやリフォーム会社の比較サイトなど、外部のプラットフォームでの評判をチェックします。

評価の星の数だけでなく、「担当者の対応が丁寧だった」「仕上がりに満足している」といった5件以上の具体的なコメント付きの口コミに目を通すと、会社の実際の姿が見えてきます。

良い評価だけでなく、万が一悪い評価があった場合に、会社がどのように対応しているかも確認のポイントになります。

実際に利用した人の生の声は、ホームページだけではわからない会社の本当の姿を知るための貴重な情報源です。

ステップ3 複数の会社からの相見積もり

気になる会社をいくつか絞り込んだら、必ず複数の会社から見積もりを取る「相見積もり」を行いましょう。

これにより、エコカラットの費用相場を把握できるだけでなく、各社の提案内容を比較検討できます。

手間はかかりますが、最低でも3社から見積もりを取ることをおすすめします。

見積書を受け取ったら、総額だけを見るのではなく、「材料費」「施工費」「諸経費」といった内訳が明確に記載されているかを確認します。

不明な項目があれば、遠慮せずに質問することが大切です。

複数の会社を比較することで、適正価格を把握し、最も納得のいく提案を選べます。

ステップ4 担当者との相性と提案内容の吟味

リフォームは担当者との二人三脚で進めるため、コミュニケーションがスムーズに取れる担当者かどうかを見極めることが成功の鍵を握ります。

こちらの話を親身に聞いてくれるか、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれるかなどをチェックします。

打ち合わせの際には、こちらの結露や臭いといった悩みを深く理解し、解決策としてエコカラットのデザインや機能を活かしたプラスアルファの提案をしてくれる担当者は信頼できます。

見積もり提出のスピードや質問への回答の的確さも判断材料になります。

長い付き合いになる可能性もあるため、信頼して任せられると感じる担当者を見つけることが、後悔しないリフォームにつながります。

ステップ5 保証やアフターサービスの確認

最後に、施工後の保証やアフターサービスの内容を確認することが、長期的な安心感につながります。

エコカラット自体にはLIXILのメーカー保証がありますが、それに加えて会社独自の施工保証があるかを確認しましょう。

「万が一、施工後にエコカラットが剥がれてきた場合、会社独自の施工保証が何年付くのか」を契約前に必ず確認します。

トラブル発生時の連絡先や対応の流れが明確になっている会社は、施工品質に自信があり、顧客との関係を大切にしている証拠です。

充実した保証とアフターサービスは、安心して任せられる会社かどうかの最終的な判断基準となります。

よくある質問(FAQ)

マンションにエコカラットを施工すると、固定資産税は上がりますか?

原則として、マンションにエコカラットを施工しても固定資産税が上がることはありません。

エコカラットは壁紙などと同じ内装材という扱いで、建物の資産価値を大きく上げる「増改築」には該当しないためです。

そのため、気軽にデザインや機能性を向上させることができます。

すでにカビが発生している壁にもエコカラットは施工できますか?

カビが残ったままの壁には施工できません。

もしカビを完全に除去せずに施工すると、壁の内部でカビが繁殖を続け、エコカラットの調湿や脱臭といった効果を損なう原因になります。

必ず専門の施工業者に依頼し、下地処理でカビを完全に取り除いてから施工することが重要です。

賃貸マンションでもエコカラットの設置は可能ですか?原状回復はどうなりますか?

賃貸マンションの場合、必ず管理規約を確認し、大家さんや管理会社の許可を得る必要があります。

エコカラットは壁に直接接着剤で貼り付けるため、退去時の原状回復が難しく、許可が出ないケースも多いです。

無断で設置するとトラブルの原因になるため、事前に相談することが不可欠になります。

リビングのテレビ裏など、部分的なエコカラットの施工にはどのくらいの時間がかかりますか?

リビングのテレビ裏(約5㎡)のような部分的な施工であれば、1日で完了することがほとんどです。

朝から作業を開始すれば、夕方には養生の撤去まで終わり、その日の夜から普段通りの生活が送れます。

大掛かりな工事にならないため、手軽にリフォームできるのが魅力です。

エコカラットは掃除が簡単なのに、汚れは落ちにくいと聞きますが本当ですか?

はい、その通りです。

「普段のお手入れ」は簡単ですが、「一度染み込んだ液体汚れ」は落としにくい特性があります。

表面の凹凸がホコリの付着を防ぐため、普段はハタキなどで払うだけで十分です。

しかし、コーヒーや醤油などが染み込むとシミになりやすいため、汚れが付きやすい場所には水拭き可能な「エコカラットプラス」を選ぶことをおすすめします。

エコカラットの耐久年数はどのくらいですか?張り替えは必要になりますか?

エコカラットは陶器と同じ焼き物なので、素材自体が経年劣化することはほとんどありません。

そのため、強い衝撃を与えて割ったり欠けたりしない限り、半永久的に使用できます。

壁紙のように数年で張り替える必要がなく、長期的に見れば経済的ともいえます。

エコカラットの施工で後悔しないためにも、この耐久性の高さを知っておくとよいでしょう。

まとめ

この記事では、札幌のマンションでエコカラットを導入する際の費用相場から後悔しない選び方まで、現場のプロが網羅的に解説しました。

エコカラットで満足のいくリフォームを実現するためには、ご自身の結露や臭いといった悩みを解決できる場所に、最適なデザインで施工することが何よりも重要になります。

この記事で得た知識を基に、まずは信頼できるリフォーム会社を探し、ご自宅に合ったプランの提案と見積もりを依頼することから始めてみましょう。