【第1回の内容】

◇第1回.家づくりあなたは何から始めますか?━━━━━━━

□■家づくりは買い物じゃない!■□

●まずはじめに知っておいてもらいたいこと

これから家づくりを始めようと言うあなた。
もう既に家づくりが大分進んでいるあなた。

あなたの根底にある考え方を今一度見直してみて下さい。
家づくりとは、一体どういった性質のものなのかを。

まず最初に、知っておいてもらいたい事は、
家づくりは決して「買い物」なんかでは無いと言う事です!

同じ住宅でも、マンションや建売りは「買い物」です。
しかし、注文住宅はあなた自身が「発注者」となって、
プロジェクト全体の指揮を執る「事業(=プロジェクト)」なのです。

発注者の意向によって、性能も、コストも、デザインも自由になります。
その実現のための「資金調達」も考えなければなりません。

そして、あなたがプロジェクトリーダーとしてしっかり勉強すれば、
性能・デザイン共に満足のいく住宅を建てながら、
手元に数百万円の余裕資金を残す事も可能なのです。

まずは、売り手から刷り込まれた、「買い物」と言う意識を
変えることから始めて下さい。

・・・続く

「家づくりあなたは何から始めますか?」

~家づくりは買い物ではありません!~
第2回

「家づくりを成功させるための秘訣」

~家づくりで大切な事は結局何なのか?~
第3回

「あなたは何派?あなたに合った家づくりとは!?」

~住宅会社の形態の違い~
第4回

「知っていますか?家づくりの本当の楽しさ!」

~注文住宅を作りましょう!~
第5回

「あなたが主役の家づくりとは?」

~あなたの理想を叶える!家づくりの手法とは!?~

②「営業マン」の見分け方について

営業マンを見分けるとき、一番危ない判断の仕方があります。
それは、

「あの人は、感じがいい!」
とか、
「熱心だし、一生懸命だ」

と、言うことだけで決めてしまう事です。

営業マンの性は、やはり「会社員」であると言うこと。
ですから、その営業マンがどれだけ裁量を持っているかで、
あなたの家づくりも大きく変わってしますのです。
まして、その会社の姿勢(ブランドではなくて)が、
どんなものなのかが、その社員の行動方針となりますので、
企業姿勢と言うものもとても重要な事なのです。

では、実際どのように見極めれば良いのでしょうか?

その営業が、どのような窓口か、その企業がどんな姿勢なのかを
知るためには、いくつかの質問を投げかければ良いのです。

例えば、

「あなたは○○ハウスさんの家に住んでいますか?」

と、その会社の建てた家に住んでいるかどうか聞いてみましょう。
また、店長や営業所長などもその住宅会社の家に住んでいるのかを
聞いてみると良いです。

「商品シリーズ」や「建築価格」などをキチンとその場で
説明できるかどうかで、その会社の姿勢が見れると言うものです。
どこに建っているかも聞いて、実際に見せてもらいましょう。

有名な話なのですが、大手ハウスメーカーの社長はほとんどが自社の家に
住んでいないのが実情です。

お金持ちの家では、プレハブメーカーの家はほとんど見ません。

これとて、その会社の姿勢が見れる一つですよね。
ブランドでは見えてこない、本当の姿勢を見抜く事が大切です。

次に、

「あなたの社内での営業成績は何番目ですか?」

と、直接聞いてみることです。

これぐらいの質問は、遠慮しないで聞いて下さい。
考えてもみれば、あなたは予算から年収まで普通に考えれば
到底聞けないようなことを、言わされているのですから・・・

その担当の実力で、あなたのわがままを設計者や会社に
通す実力が全く異なります。

ですから、その地域のナンバーワンセールスに依頼することが
一番良いのです。

ナンバーワンと言うことは、経験が多いから良いとか、知識が豊富とか
言うこと言っているのではありません。
(必ずしも、そうとは限りませんので。)

営業の世界は完全に実力社会ですから、成績のいい人はそれだけ
社内や社外の人を動かす力を持っているのです。
少しの無理でも、とてもよく動いてくれるでしょう。
成績下位の営業マンは、ノルマをクリアするのに必死で、
あなたにそんなに構っている余裕が無いのです。

ですから、ナンバーワンセールスマンを教えて下さい!
と、聞いてみるといいでしょう。
それほどの大きなお金を負担するわけですから。

営業は、ロールプレイングと言うお客様とのやり取りを
シミュレーションする訓練を常に受けています。

ですから、なかなか本質的な質問をすることは難しいです。
しかし、なるべくあいまいな答えが出来ないような質問を
意表をつくタイミングで出すと、ポロッと本音が出るものです。

会社の姿勢が、営業マンの姿勢となります。
そして、営業マンの中でも「優秀な者」と「そうでない者」とで、
家づくりの質が変わってしまいます。

この、重要な2点を見極めてみて下さい。

住宅は「人生で一番大きな買い物」とよく言われます。

多大な費用を伴うのは確かです。

しかし、もう

住宅=「買い物」

と、いう発想を止めましょう!

自分たちが納得できる価格で、確かな品質の家を手に入れたいのであれば。

「買い物」と言う発想を続けている限り、『坪単価○○円』と言う広告に気持ちが動かされます。

「今月中に申し込んで頂けたら・・・」と言う、メーカー主導のキャンペーンに、
内容も吟味せず申し込んでしまいます。

では、家づくりは買い物ではなく、何なのか。

それは、

「プロジェクト(事業)」

です。

あなた自身がプロジェクトリーダーとなって、自分たちの要望を形にしていかなければなりません。

そこには、幾通りもの組み合わせがあり、判断に迷う事もあるでしょう。

しかし、「プロジェクトリーダー」という自覚が持てれば、
単に営業マンの話を鵜呑みにすることもなくなるはずです。

営業マンの話は参考程度に聞いて、自分自身の判断基準を持たなければなりません。

「当社の建物は、これだけの装備で坪単価○○円です!」

「今月は決算なので、月末までにお申込を頂ければ、凄い特典があります!」

こんなセールストークに惑わされる事もありません。

自分が必要としない余計なものが含まれているかも知れませんし、
必要な機能や欲しい設備、外せない性能がオプションになっているかも知れません。

耐震性なのか、耐久性か、それとも断熱性能を高めたいのか・・・・?

それを実現させるためには、どのような選択肢があり、費用はどのくらいか?

優先順位といくつかの選択肢を用意し、それを取捨選択していくことで、
自分たちの身の丈にあった家が手に入ります。

住宅は受注生産にも関わらず、受注生産のパソコンのように、
パーツの性能と価格の比較が出来ません。

なぜなら、企業側がその詳細を出してくれないからです。

家づくりは、「買い物」では無いと思いませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください